フィリピン ワークキャンプに自主参加した生徒から報告記事が届きました!
私は夏休みに認定NPO法人CFFジャパンが主催する第127回フィリピンワークキャンプ(海外ボランティア)に参加してきました。私はここで、ものすごい多くの経験をしてきました。沢山のことを得て、知りました。一生の思い出になった時でした。
1.貧困差とその現状について
そこに広がっていた様子は私の想像を超えるもので、お金がなく道で暮らしている人やこの写真のように後ろには大きなビルが建っているのに目の前の光景は形もままならない様子の家がたくさん連なっている、このような現状でした。私はフィリピンについてそんなに詳しくなくて歴史などほとんど何も知らない状態で行きました。ですが実際行ってみて自分が無知で来たことにとても後悔しました。
バターン死の行進というモニュメントを見ました。このモニュメントは日本がフィリピンを植民地にした時に行なったものです。よく見ると人の像の表情が読み取れます。大きく三角で人の像が囲われているのはVictoryのVを逆さまにしてあるそうです。その理由として誰も勝利しなかったという思いが込められていました。このモニュメントを見て私は、日本が昔やってきたことを知り、罪悪感と無力感に苛まれました。この現状があったことを忘れないで生きていこうと思いました。
⒉子供の家について
このフィリピンワークキャンプでは「子どもの家」というCFFが運営している場所があり、ここでは家族と離ればなれになってしまった子供や家庭に事情があり支援が必要な子たちが入ってきます。私はそのことを知っていたので初めは少しためらいました。だけどあまりにも子供たちが楽しそうにしてこちらに向かってきてくれるのでそのような気持ちに思う自分はいらないのだと思い、素直に受け止めその笑顔を返そうと思えました。ここでは子供達から今が幸せで笑っていればそれでいいのだと教えてもらえたのかと思います。
3.ワークについて
キャンパーのみんなと共に石垣を作ったり、竹のフェンスを作ったりしました。竹を切って削って1からフェンスを作ったり、セメントをこねて石を運んで積み上げたりと人間の原点に返って作業をする。かなりの重労働をしているはずなのに、キャンパーのみんな笑顔で優しくてもう終わり?って思うぐらい楽しみながらやっていました。
⒋houseとHOMEの違い
毎日夜の時間にキャンパー達とのシェア会がありました。その時間で私が1番印象に残っているのは、houseとHOMEの違いについてみんなと話した時です。ここではhouseは家の形のことを表すと定義し、HOMEは家族のある家庭としてその違いについて話し合いました。実際は同じ言葉だけれどこの二つの違いとしては、愛があるかないかの違いではないのかと結論に至りました。この話を通して家族愛の大切さを感じました。
⒌キャンパーたちとの関わりについて
新しい家族ができたと言っても過言ではないほど仲良くなれました。子供の家ではスマホを安全のため回収するのですが、それにより暇な時間にみんなでたくさんゲームをしたり話したりして仲がどんどん深まっていきました。キャンプの途中で歌を歌ったキャンパーの音にノリ、急にみんなが踊り出すという時間が1番幸せを感じて印象に残っています。
6.にわとりの屠殺
目の前で鳴いている鶏をいただくために殺す現場を初めて見ました。その現状があることは知っていたけれどあまりにも残酷でショックを受けたことを覚えています。それが夜ご飯となり食卓に並んでみんなで感謝していただきました。それはとても美味しくて、鶏のありがたみを実際に経験して感じました。
私はこの海外ボランティアに行って、
高校1年 真愛