毎日英語漬けだった語学学校での生活を終え、とうとうロンドン大学 SOAS 校での学びの日々が始まりました。私達 SG 生は、SOAS 校で、自分が調査している研究テーマで英語論文を執筆し終える事を最終目標に、今まで二年間、土台固めをしてきました。SG 生として、最終段階に突入していること、また、異国の地での新たな学びに緊張と高揚感が高まっています。
SOAS での 1 週間目の授業では、 主に英語論文を執筆するためのスキルを教え込まれました。 英語論文の執筆のためには、 高校英語の授業範囲や英検の勉強ではカバーしきれないアカデミックな英語を扱っていかなければなりません。そのために、SOAS の大学の教授から直接ご指導いただき、毎日スキルアップしています。語学学校では、お互いに英語を学ぶ者同士なので、気を楽にして会話ができていましたが、大学では、SOASの教授の方々を前にすると、やはり少しの発言でも肩に力が入ってしまいます。
一方で、3 週間で語学学校やホストファミリー、大学の授業を経験し、沢山の英語の知識を吸収して、メキメキと成長している自分も実感しています。
大学の授業は午前 10 時から午後 3 時までです。それ以降は、資料探しのために大学の図書館に足を運ぶ人もいれば、自由スペースの卓球を楽しむ生徒もいます。自由時間の過ごし方は人それぞれですが、多くの生徒がロンドンの街並みを歩いたり、美術館・博物館巡りなど、楽しんでいます。
私も、ロンドンにいる多くの時間を美術館回りに費やしています。中でも、「ナショナル・ギャラリー」は私にとって、特別な空間です。
200 点を超える西欧絵画のコレクションは全て、息を呑むほど美しいです 。有名所でいうと、クロード・モネの「睡蓮の池」やフィンセント・ヴァン・ゴッホの「ひまわり」などが展示されていますが、他にもキリストに纏わる絵画や 16 世紀イタリアの風景画など 13 世紀から 20 世紀の西欧の歴史が辿れるようになっています 。 私はここで、 今までの世界史の知識が生きた感覚を得た一方、 さらに絵画に対する知的好奇心がくすぐられました。 「ナショナル・ギャラリー」は国立の美術館で、 入場は無料です。 残りの研修中も訪れようと思います。
ロンドンでの研修も半ばを迎え、 全員生活に慣れを感じてきました。 残りの半分は全てSOAS での授業がメインになります。私が常日頃、ホストマザーから言われている事ですが、このような貴重な学習を 10 代で経験できて、幸せだなと感じています。忘れてしまいがちな事ですが、感謝の気持ちを持って、残りの 3 週間も過ごそうと思います。
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文責:KGP高3SG S.U.
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