こんにちは。国際部の高田です。
今年度も高校3年生SGコースが課題研究の集大成として、英語論文をつくるためにロンドン研修を開始しました。
約6週間にわたる研修の様子を、SGコースのKGP（Kosei Girls Promotion＝生徒広報ボランティア）が随時更新します。お楽しみに！
第1週はKさんからの投稿です。
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この春高校三年生に進級した私たちSG8期生は、花盛りの日本を飛び立ち、無事ロンドンに到着しました。飛行機の窓からのぞいたレンガ造りの家々や、空港で飛び交うブリティッシュアクセントの英語に、｢ついにイギリスに着いたんだ｣と実感させられるようでした。
一泊のホテル滞在とオリエンテーションを終え、二日目の夕方、私たちはホストファミリーの家へ向かいました。激しく緊張してドアをノックしましたが、迎え入れてくれたのはとても優しそうなホストファミリーでした。マルチカルチュラルなロンドンらしく、私のステイしているこの家では、トルコ人のファザー、イギリス人のマザー、その娘のホストシスター、イタリア人留学生のルームメイトが暮らしています。普段の会話でも、一つのトピックについて｢トルコではどうなの？｣｢イタリアでは？｣｢日本では？｣と話が広がっていきます。それがとても楽しいのです。何より嬉しいのは、全員が全員の持つ文化を尊重し、学んでみようと食らいついていることです。ホストファザーは私より日本史に詳しいし、ホストシスターは毎日トルコ語を学んでいます。彼らを見ていると、｢私もこうなりたい｣と心から思います。
ホストファミリーとの会話を楽しむためにも、まずは英語力を鍛えねばなりません。ということで、私たちはロンドン研修のはじめの二週間を語学学校で過ごしています。ロンドンの中心地にある歴史的な校舎で、朝9時から夕方3時半まで英語のレッスンに取り組みます。授業はどれも実践的で、スピーキングとリスニングが主です。私は授業で新しく学んだフレーズをスマホにメモしているのですが、早くもパンクしそうなほど授業内容は充実しています。
語学学校で知り合った友達と、放課後に出かけることもあります。互いに第二言語で会話するので、英文法のミスに神経質にならなくて済むのが気楽です。これからのロンドンでの生活には必ず不安や困難が付きまとうでしょうが、語学学校の仲間を思い出せば、不慣れな土地で闘っているのは自分だけではないと勇気づけられると思います。
今週は初めてのことだらけの刺激的な一週間でした。来週、再来週の自分がどれだけ成長しているかが楽しみです。
文責：KGP高3SG C.K.